多様性や反差別を呪文のように唱えながら、単一で全体主義的な社会を望み、違う考えの人を排斥する人達に思うこと。

史上稀に見る、アメリカの大統領選挙の激戦が終わり、バイデンさんが当確しました。わたしもこの数日、テレビやtwitterの情報に釘付けで、結果には疑問が残るものの、ひとまず区切りが着いたのは良かったと思います。

疑問が残ると言うのは、トランプさんがリードしていた激戦区の投票所で、夜中になるとなぜか一気にバイデンさんの票が上がる不自然さについて、CNN系のニュースではデマだとして検証もされず、その様な事を告発する動画やトランプさんのツイートにも検閲がかけられた事です。

これがもし、トランプ側がリードしていたら、メディアは執拗に追求した事でしょう。

「トランプは悪人だから不正をしているはずだ」と言うバイアスがかかり過ぎているにしても、不正疑惑が出た時点で公正な選挙であるかどうかを問うのは民主主義に置いて大前提のはずだとわたしは思うのですが、その疑問をTwitterで言うだけでも、「お前はトランプ支持者か!」と決めつける人や、やけに攻撃的なリプライが飛んで来るのも不思議でした。彼らは一様に「差別は良くない、多様性が大事」と呪文のように唱えながら、違う意見であるトランプさんやトランプ支持者や、少しでもそう見える人を馬鹿にし、攻撃し、排斥しようとしているのです。

前置きが長くなりましたが、このわたしの疑問を不信に変える決定的な出来事がありました。

先月、ドイツの某フェミニスト系ポッドキャストから、慰安婦像の問題について、日本のフェミニストとして意見を聞かせて欲しいと言う取材を受けました。インタビュアーは日本とドイツのミクスドレイスの方で、日本語はペラペラで問題はなかったのですが、取材時の音声を取り損ねたとの事で、後日、再度取り直しさせてくれと言われ、時間も取られました。また、何かあった時の為にわたしの声をスマホで録音し、その音声データも送ってくれと、手間のかかる事まで要求されましたが、大事なテーマの取材ですし、謝礼もありませんでしたが、わたしは最後まで好意的に受けました。

しかしその数日後、突然、取材の話は無かった事にして欲しいと言うメールが届いたのです。

驚いて理由を尋ねたところ、その人が、わたしのtwitterを見たところ、「アンチトランプではなく、BLMを支持していないから」との事でした。

わたしは、トランプ支持だと主張したことは一切ありません。確かに、番長としてはなんか面白い存在ですが、問題は沢山あると思っています。しかし、メディアはトランプを異常に嫌悪するばかりで、トランプが中東和平を仲介し、この数年戦争をしなかったことや、コロナ前には黒人ヒスパニックの失業率を下げたこと等、良い政策もあったのをあまり取り上げないので、疑問を呈していただけです。つまり、わたしはトランプ支持だろうがアンチだろうが、「公平である事」をずっと主張しているのです。ただそれだけでも「トランプ支持者」とされる事に、大変驚きました。

BLM運動については、リーダー達の急進的なマルクス主義と略奪や破壊行動の肯定に疑問があり、支持しませんが、人種差別には当然断固反対の立場です。

ですが、当該インタビュアーによれば、「私どもが大切にしているポッドキャストリスナーの方達は皆似たような思想なので(BLM支持者、アンチトランプ等)」、わたしではダメなのだそうです。

女性の自由や多様性を謳うフェミニスト団体が、「我々と考えが違う人はお呼びでない」とは、一体どう言う事でしょう?これはむしろ、彼らフェミニストは単一で全体主義を目指している、と言っているも同然ではないでしょうか。

フェミニズムって、女性の選択の自由を尊重する事、ではないのでしょうか?

世の中には、白黒まっ二つに考えを分けられる人は、そういないと思います。例えば、支持政党は共和党だけど、トランプの女性差別には反対の女性もいるはずです。また、BLMの暴力的な側面が嫌で積極的に応援しないが、当然女性差別や人種差別に反対の人もたくさんいるでしょう。極端な事を言えば、極右の愛国者で反BLMで共産主義が嫌いな専業主婦だけど女性差別には反対だからフェミニストを名乗る人がいたとしても、その人の自由だし、何も不思議はないはずです。

もしも、フェミニストがその様な人達を、「アンチトランプでBLM支持ではないから」と否定するなら、とてもおかしい事だとわたしは思いますが、どうも、不寛容なのは、日頃萌え絵を攻撃する日本のフェミニストだけでなく、海外のフェミニスト界隈の方が一層頑なかもしれないと感じて、わたしはとても暗い気持ちになりました。

正直、もう、フェミニストを名乗るのは辞めた方がいいかもと、挫けそうです。フェミニストを名乗っても、同じフェミからは排斥され、アンチフェミからも「クソフェミ」と攻撃され、何も良い事がありません。ですが、女性の体をワイセツとされてムカついて国とケンカしたわたしが、フェミニストではないなら、一体何なのか。わたしのような異端のフェミニストがいたっていいじゃないか。むしろ、不寛容で全体主義なフェミニストばかりではない、わたしの様なフェミニストだっているんですよ、と示す為にも、フェミニストである事を言い続けるしかないのです。

そして、支持政党や思想信条が違う人でも排斥しないでお互いを尊重しあえる社会こそ、本来の意味での多様な社会だと思うのですが、みなさん、いかがでしょう?

最後に、わたしの好きな写真をお借りして貼っておきます。

BLMの理念が、単に黒人差別反対に留まらず、警察廃止、全囚人釈放、刑務所撤廃、資本主義解体、核家族否定等を主張している事を知り、支持できないと改めて思いました。黒人差別反対(あらゆる人種差別に反対)の意志は変わりません。

アメリカを中心に、その運動が過激になっているBLM(Black Lives Matter)。抗議と称してお店を破壊し略奪したり、放火、暴力行為については「あれは一部の過激な人達(ANTIFA)だけで、ほとんどが平和的なデモだ」と言う意見が圧倒的でした。

わたしも、「BLMの理念は黒人差別反対だろうから、そこは支持しないとなぁ」と、うすらぼんやり思っておりました。少しでも批判的な事を言えば差別主義者認定される為、積極的にツイートする事もないまま傍観しておりました。フォローしているアメリカ在住のBlahさんのツイートを読むまでは。

えっ、BLMってそんな事言ってるの!?

わたしは、恥ずかしながら、その時初めて、そもそもBLMについてきちんと調べもしていなかった事に気づきました。英文を読むのもちょっと面倒だったのです、すまんこ。でも、教えて頂いたソースを見ただけでも、本当にそんな事を言っているんですよ。

BLMの警察完全撤廃プランを紹介するニュースサイトBlack Lives Matter Philadelphia organizer proposes five-year plan to abolish police https://fxn.ws/3fh2bec #FoxNews 

BLM創始者の一人、Patrisse Cullorsさんの「we’re trained Marxists」(我々は訓練されたマルクス主義者)発言動画

Black Lives Matter ‘What We Believe’ Page: ‘Disrupt The Western-Prescribed Nuclear Family,’ (西洋規定の核家族破壊)

BLMリーダー達の発言まとめ動画

上記はBlahさんのスレッドまとめから引用しました。その他の理念についてもまとめられていますので、そちらをご参照下さい。https://twitter.com/yousayblah/status/1307065323481427969?s=20

BLMで、お店を破壊して略奪したり、パトカーをボコボコにしたり、何もしてない警官を撃って、彼らが救急搬送される際は道を塞いで阻止した様な事も、全部過激なANTIFA がやってると思ってましたが、忠実なBLMメンバーが理念通りに動いてるだけなんですね。資本主義を解体して警察完全撤廃目指してるんだから、彼らにとっては「正義の行為」ですよね。

わたしは、自分がまんこのアートで逮捕された者として、警察は全く信用ならないと思っていますが、それでも、警察は国民の安全な生活の為に必要な存在だと思います。銃社会で日本より犯罪率が圧倒的に高いアメリカなら、当然その様な存在が重要ではないかと思います。警察内部の腐敗や黒人差別はもちろん正すべきですが、全く廃止にすることで、今よりも安全は守られるのでしょうか?BLMの警察完全撤廃プランによれば、警察の代わりは社会福祉が担当し、何か起きたら福祉士に現場に行ってもらって「対話」で解決させるそうなのですが……大丈夫なの??

そして、BLMが掲げる、警察廃止、全囚人釈放、刑務所撤廃、資本主義解体、核家族否定等というスローガンを並べて行くと、どうしても、連合赤軍の事を思い出してしまいます

わたしは日本人なので、浅間山荘事件や山岳ベース事件で等で、彼らが恐ろしいテロリストと化したのを知っていますが、その挫折の歴史がない若いアメリカ人には、この怖さはわからないでしょう。アメリカではBLMに若者の支持率が高いというのも、今までとは違う新しい社会の創設がキラキラ見えるからだと思いますが、日本の70年代、学生運動に明け暮れていた若者達も、きっと同じだったのではないでしょうか。

連合赤軍の人達は、特殊な生い立ちや、生まれもっての過激なテロリストだった訳ではなく、最初はみんな、素朴に世界平和を望む、良い社会を作ろうとした真面目なごくふつうの若者だったんですよね。だから、怖いのです。

BLMの真の理念を知った以上、わたしは賛同することはできません。もちろん、黒人差別(にとどまらず、あらゆる人種差別)に反対の意志は変わりません。

この件をツイートしたところ、「どこからそんなデマを」と言う人達がまだ来るので、やっぱり皆さん、わたしと同じく、よく知らずに何となく賛同しているんだなぁと思います。わたしも調べてこなかったので他人様のことは言えませんが、是非、BLMの理念について知識を得てください。その上で、賛同する人はその人の自由ですが、BLMが、警察廃止、全囚人釈放、刑務所撤廃、資本主義解体、核家族否定等を主張している事について、見ないフリはすべきでないと思います。

気に入らない人を排除して心地良い意見の人だけの小さな箱に篭ろうとするリベラルを称する人達に思うこと。

まんにちは。ろくでなし子です。

7月の最高裁ハンケツで、晴れて自分のまんこで前科一犯者となるなど諸々ひと区切り出来てからは、コロナ禍の下で暇つぶしに買ったミシンで洋裁に明け暮れる、穏やかな毎日を過ごしております。

Twitterでも特につぶやきたい事もなく、3日に1着ペースで作るワンピースや子供服の画像を上げる以外は過去記事のbot化しておりましたが、最近、とあるツイートを目にして、久しぶりに首を突っ込んでしまいました。

タレントのつるの剛士さんが、ご自身のパクチー畑で泥棒被害に遭われた件をツイートしたところ、それが「外国人差別」だとされ、特に、元新潟県知事の米山隆一さんや、映画批評家の町山智浩さんが、つるのさんを激しく糾弾し、周りも巻き込み大きな騒動となっていました。

つるのさんは、野菜泥棒した人を義理の弟が捕まえたら「日本語わからない」の一点張りだった、と言っていて、主に被害を受けた怒りをツイートしたかったのだとわたしは思いますが、

怒っている人達は、外国人は泥棒だと決めつける差別だ!という主張のようです。

この件に対して、人の数だけ賛否両論意見があるのは当然のことで、わたしはつるのさん擁護をしたくてブログを書いている訳でもありません。そこは論点ではない事を先に言っておきます。

わたしが違和感を感じたのは、つるのさんが、町山さんの引用RTに対して「辛すぎて涙が出ます。あまりにも酷いです」と返したところ、町山さんが「これが被害者しぐさ」と返した時でした。

そこで、素直なわたしは思った事をそのままツイートしました。

”町山さんの「被害者しぐさ」発言。普段は「被害者に寄り添って」などと言っていた、あるフェミニストが、気に入らない人を「被害者ぶってる」と言っていたのを目の当たりにしたのを思い出します。結局、そういう人は被害者の事を真に考えていなくて、自分に都合がいいコマになるかどうかなんでしょう。”

これはわたしが昨今のフェミニストや反差別リベラルを称する人達にずっと感じていたモヤモヤでしたので、町山さんには失礼かもしれませんが、撤回するつもりはありません。

そしてその夜、わたしのこのツイートを、町山さん本人が引用RTされました。

同じ内容なのに、削除→引用RTを繰り返され、その都度こちらに通知が届く為、なんだか動揺されている様で、反論するのも気の毒になりました。

きっとtwitter依存症なのでしょう。お疲れの様なので、スマホを置いて落ち着かれてはどうかと、ご本人には@も飛ばさず、反論もせずにおりましたが、翌日、町山さんにはブロックされていました。

余程、目にしたくないツイートだったのかもしれません。

町山さんは文字通りお疲れの様ですし、ブロックをする自由は誰にでもあるので、仕方ないことです。

とはいえ、キレ芸が面白かった町山さんには、そっとブロックするのでなく、クソ味噌に罵倒してもらった方が、まだ面白かったな・・・そう思っていた矢先、なぜか、何も言及していないこの人にまでブロックされていた事にも気づき、流石に笑ってしまいました。

わたしは恨み節を言いたいのではありません。「プロのブロックされる人」と自称しているくらいなので慣れてますし、お好きになされば良いと思います。

そして、わたしは10年前から町山さんのTBSラジオでの映画批評を楽しく聴いていた者として、今後も、町山さんの映画批評は楽しみ続けたいと思います。

津田さんにも、今後津田さんのイベントを右翼系の人達が阻止しようとするなら、表現の自由を主張して支持する気持ちは一切変わりません。

それとこれとは別だからです。

わたしにも、「お前の事、応援してやってたのに!(or釈放署名してやったのに!etc)」と言う人がよくいますが、自分が勝手に他人に何かを期待して、なんか違うと裏切られたとキレる事こそ、おこがましいなぁとつくづく思います。

ただ、町山さんや津田さんを「リベラル」と呼ぶ事には、疑問の声を上げ続けようと、改めて思いました

リベラルとは、思想の右左関係なく、批判も受け流しあい、様々な主張の人達との共存を目指すものだと思うので、気にいらない人や異論者を排除して、賛同者だけの小さな箱に閉じこもる人達が自称するのはおかしな話です。

彼らや彼らの支持者達は「多様性」も主張しがちですが、彼らが真に目指しているのは、「自分と同じ事を考える人だけで統一した単一性の社会」では、としか思えません。

また、気に入らない人をどんどんブロックして「目の前から消す」ことが当たり前だと思う人達が勢力を持った時、わたしの様な人間は真っ先に粛清され、発言させなくされそうで、とても怖いです。

町山さんや津田さんのことを「リベラル」としてありがたがって取り上げるメディアも、良い加減にして欲しいものです。

twitterで起きた出来事や思いは記録にとどめていない限りはどんどん流れて行って消えてしまうので、なかった事にされない様に、拙ブログに書いておきます。

:追記 このブログに賛同して下さる方が多くて、それはありがたいのですが、そのついでに町山さんの出自をあげつらう人もいます。それは差別なので、わたしは一切同調いたしませんし、迷惑です。批判すべきは、生まれや性別属性など変えられないものではなく、その人の行動です。

31日発売、実話BUNKA超タブー 9月号 吉田豪さんの、人間国宝にてインタビュー受けました。

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「マンコで逮捕された以外は、ごく平凡な人間なんですよ。その辺にいるマンコで逮捕された人間です。」

男性週刊誌で、まんこが伏字になってないの、初めてかもしれません( ´ ▽ ` )

About the Supreme Court’s ruling:

To my supporters and related parties

Today, the Supreme Court ruled on my vagina art case.  The result was disappointing: my appeal was rejected.  I was found innocent in 2017 regarding the exhibition of my work, but I was convinced that the rest of the charges, for distribution of data, would also be transformed to “Innocent”.  So, I do not agree with the result.

This all began because I wondered “Why are female genitalia considered obscene and taboo?”, and in order to overturn its image, have been making cute, funny works.  During my trial I argued: “The female genitals that are part of my body should not be judged obscene.”  I have challenged the police and the judiciary who tried to deprive me of the freedom to express things with my body as a motif.

However the Supreme Court seems unable to escape from the old-fashioned value standard of “obscenity because it is a female genitalia”.

It is a strange thing that 3D data of my body is considered obscene while the deco-man, an art made from my body is not.  Although in advanced Western countries, regardless of gender, there is almost no arrest or detention for artistic expressions that use his/her genital as a motif, I think it is a very anachronistic judgment in 2020. I am sorry that the cooperation and efforts of the lawyers and supporters who have helped me so far have not been fully realized.

However, I still dare to call this judgment a “historical judgment.”

It is extremely rare for the Supreme Court to rule on Article 175 of the Penal Code.  In such a situation, although all my charges have not been acquitted, the appeals court confirmed that the deco-man’s work exhibition was acquitted.  Therefore my case should remain in the history of obscene trials in Japan.

Often the person who has been subject to arrest and trial may be defeated afterwards.  However I am full of freshness and motivation to create.  Before I was arrested twice in 2014, I was leading kind of a halfway life, but due to severe police interrogation in prison, my spirit and patience were greatly and paradoxically improved, and I realized the importance of freedom of expression. I was blessed with a good husband and child as a result of the coverage of my arrest spreading overseas.

When I made this experience into a cartoon “What is Obscenity? The Story of a Good for Nothing Artist and Her Pussy?”, English, French, and Spanish translations were published.  So I was able to show my works to the world. In addition, the Swiss director’s documentary film “#Female Pleasure”, which selected me as one of the “Five Women in the World” and documented my activities, won the Premio Zonta Club Locarno at the Locarno Film Festival 2018 and has been shown in many countries.

When I made a 3D printed vagina kayak, I myself didn’t have that skill and needed help.  I wanted to master it, so I started studying and as a result, I was able to acquire the skills of 3D technology before the age of 50. My new works will be on display until July 22 at “BURST Generation: Death and SEX” exhibition, which is being held at Shinjuku Ophthalmologist(Ganka) Gallery, so please come visit.

Although it was a misdemeanor only punishable by a fine, I was unreasonably detained in jail for a long time, so at first I had a grudge against the police.  But I am thankfult o them now for giving me an experience that I would not have had if I were living a normal life.  The reason I started to create my vagina art seriously was that I received a large amount of slanders and bashings on a certain internet bulletin board.   I have found that I really like to resist the unreasonable pressure of powers, organizations and groups that try to hold people down.  Doing this has become my life work.

So I will continue to work creatively and announce new works. Furthermore, in the process leading up to the Supreme Court’s decision, a lot of happiness came in. In that sense as well, I feel proud that this judgment is a “historical judgment.”

Therefore, as a small thank-you to all the supporters, I created 3D Manko-chan data. You can enjoy it by downloading from the following URL. Please accept my gift.  
https://bit.ly/2W9AD2K https://bit.ly/2W9AD2K (*Valid until August 15)

わたしの最高裁判決につきまして

支援者ならびに関係者の皆様

本日、わたしの女性器アート事件の最高裁の判決がおりました。結果は、わたしの上告棄却という、残念なものとなりました。控訴審の東京高等裁判所にて、作品展示に関しては無罪判決が確定していたものの、残りの罪状についても、当然、無罪であると信じておりましたので、納得がいきません。


わたしは、「女性器はなぜ、卑猥なものとされ、タブーとされるのか?」と疑問を持ち、そんな女性器のイメージを覆すべく、かわいく、面白く、笑えるような作品作りをして参りました。そして、裁判では「わたしの体の一部である女性器は、当然にわいせつであると判定されるべきではない」と主張し、わたしの体をモチーフにした物をわたし自身が表現する自由を奪う警察や司法に対し、異議を申し立てて来ました。しかし、最高裁は、結局「女性器だからわいせつ」という、従来の古臭い価値基準から全く抜け出せなかった様です。
わたしは、単に「女性器の3Dデータをやみくもに頒布したい」のではなく、プロジェクトアートの一環として頒布したのであり、全体を通してわいせつ性があるかどうかを判断して欲しいと願いましたが、それすらも叶いませんでした。
わたしの体を元にして作ったアート(デコまん)は無罪でありながら、わたしのこの体(3Dデータ)がわいせつとされるのは、なんとも奇妙な話ですし、先進欧米諸国では、男女問わず、性器をモチーフにしたアート表現で逮捕勾留されることなど殆どないのに、2020年にもなって、非常に時代錯誤な判決だと思います。ここまで支えて下さった弁護団の先生方や支援者の皆様のご協力や努力が、完全には実らなかった事に、申し訳なさで一杯です。


しかしながら、わたしは、敢えてこの判決を「歴史的判決」であると申します。
刑法175条について最高裁で判決が出る事例は非常に珍しい事で、そんな中、全てについて、無罪は勝ち取れなかったものの、控訴審では、デコまん作品展示について無罪が確定しましたので、わたしの事件は日本のわいせつ裁判の歴史に必ず残る事でしょう。
また、普通なら、逮捕された人はその後の活動も萎縮してしまうものかもしれませんが、わたしは今、初心に返った様な清々しさと創作意欲でみなぎっております。2014年の二度の逮捕以前はどこか中途半端に生きて来たわたしでしたが、塀の中での厳しい警察の尋問によって精神や忍耐力が大いに鍛えられ、表現の自由の大切さも身をもって実感することができました。逮捕の報道が海外に及んだ事で、良き伴侶や子宝にも恵まれました。
この体験を「ワイセツって何ですか?」という漫画にしたところ、英語訳、フランス語訳、スペイン語訳本が出版され、世界に作品を発表する事ができました。さらに、「世界の闘う5人の女性」の一人として、わたしの活動を取り上げた、スイス人監督によるドキュメンタリー映画「Female Pleasure」は、ロカルノ映画祭でThe Premio Zonta Club Locarno 2018 を受賞しました。
3Dデータで女性器のボートを作った際は、わたし自身にはその技術がなかったものの、せっかくだからマスターしたいと思って勉強を初め、50歳を前にして、3D技術のスキルを身につけることも出来ました。その新作は、新宿眼科画廊というギャラリーで開催中の「バーストジェネレーション:死とSEX展」にて7月22日まで展示予定ですので、よろしければ遊びにいらしてください。
警察には、本来なら罰金刑で済むはずの軽罪なのに、不当に身柄を長期勾留された為、当初は恨む気持ちもありましたが、普通に生きていたら滅多にできない経験をわたしに与えてくれたという意味で、今は感謝しております。わたしがこのアートを真剣に始めたきっかけも、誹謗中傷やバッシングを某インターネット掲示板で大量に受けたからなのですが、仮に無罪になれば、嬉しい反面、わたしが闘うものが全くなくなってしまいます。わたしは、個人を押さえつける権力や組織や集団の圧力の理不尽さに、作品を通して抗う事が、本当に好きなのだと思います。もはやライフワークなのです。


そんな訳で、わたしは活動を自粛することなく、今後も新作発表など創作活動にますます勤しむ所存ですし、今回の判決に至る過程において、幸せな事が沢山舞い込みました為、そういう意味でも、わたしにとって今回の判決は「歴史的判決」であると自負いたします。


つきましては、支援者の皆様へのささやかなお礼として、3Dまんこちゃんデータを制作しました。下記URLからダウンロードしてお楽しみいただく事ができます。どうぞご笑納ください。
https://bit.ly/2W9AD2Khttps://bit.ly/2W9AD2K(*8月15日まで有効)


2020年7月16日    ろくでなし子こと五十嵐恵

2分でわかる!ろくでなし子って、フェミニストとして何やって来たの?

最近、Twitterで「ろくでなし子さんてフェミニストとして何やってたの」と言われる様になって来ました。二度の逮捕も、もう6年前の事なので、仕方ありません。以下、2分でわかる様に解説します。

わたしは、まんこを卑猥な物とする、世のまんこイメージを覆す為、自分のまんこの型をとり、キラキラにデコったり、ジオラマを載せたり、まんこの照明器具、まんこのiPhoneカバーなど、面白くて楽しくて笑えるまんこの作品作りをしてきました

その一環で、まんこを3dスキャンし、まんこのボートを作って、たまん川(多摩川)で漕ぎましたが、

まんこのボートを作る際に利用したクラウドファンド(CAMPFIRE)の出資者に、リターン(お礼)として、3dまんこデータをダウンロードできるURLを送信したのが、ワイセツ電磁的記録媒体頒布として、逮捕。二度目の逮捕では、それにデコまん作品展示の罪もくっつけられた上に、起訴されました

後に、控訴審の高等裁判所でデコまん展示は無罪確定となりましたが、3dまんこデータのダウンロードできるURLの送信については高裁でも有罪だった為、最高裁に上告して数年が経ちました…

逮捕の件を漫画にしたところ、英語訳、フランス語訳、スペイン語訳と、世界に作品が広がりました!

またその間、なぜか海外のロックミュージシャン Mike Scott と出会って結婚、44歳で元気な男の子を出産しました(笑)

何だかほのぼの幸せなまま、刑事被告人状態が続いておりましたが…

今月16日の15時、やっと、ハンケツがおりるのです!と言うことで、性器の(世紀の)まんこアート裁判のハンケツ結果をお楽しみに。お暇な方は、最高裁判所に、遊びに来てねー♪

最高裁判所住所はコチラ

「バースト・ジェネレーション:死とSEX」展 “BURST Generation : Death and SEX” exhibition 7月10日〜22日迄開催

本日より開催、
「バースト・ジェネレーション:死とSEX」展
“BURST Generation : Death and SEX” exhibition
に参加しております。
作家先生方と、ハイまんこ☺️

以下、ギャラリーサイトの展示会概要を転載します↓↓↓

「バースト・ジェネレーション:死とSEX」展
“BURST Generation : Death and SEX” exhibition
ろくでなし子、根本敬、釣崎清隆 、ピスケン 、ブライアン佐藤、
西牧徹、PONO♡FEKO 、ケロッピー前田
スペースM、S、E※関連イベント→https://www.loft-prj.co.jp/schedule/rockcafe/148571

〔概要〕
コロナ禍にある2020年、伝説の雑誌『BURST』の血統を継ぐ『バースト・ジェネレーション』(東京キララ社)が、時代を疾走してきた表現者たちに“新たな戦場”を提供する!
今回はゲストアーティストに「まんこアート」の巨匠・ろくでなし子を迎え、鬼畜悪趣味カルチャーの先駆者・根本敬、グロテスク表現を極める死体写真家・釣崎清隆、BURST創刊編集長&作家・ピスケン、褐色のエロス画家・ブライアン佐藤、淫魔の鉛筆画家・西牧徹、陰部神社を祀るPONO♡FEKO、究極のカウンターカルチャー・身体改造を追うケロッピー前田が集う。
タイトルとした「死とSEX」は、オーストラリア・タスマニアにある「死とSEXのミュージアム」の異名をとる美術館MONAにあやかった。MONAは、古代美術と現代アートに特化したコレクションを通じ、人間の最も原初的なアートの衝動は「死とSEX」の表現にあると教えてくれる。また、「死とSEX」展は「死と未来」展(ヴァニラ画廊、2013年)の続編にあたり、「Nach Fukushima(アフターフクシマ)」展(HfG Offenbach, Frankfurt Germany 2018)に次ぐ、ケロッピー前田キュレーションによる展示となる。ご期待ください!

7月16日、まんこ裁判ハンケツ傍聴ご希望の方へ

まんにちは。ろくでなし子です。

暑さでマスクをかけるのも息苦しい毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

以前よりお伝えしておりますが、今月の7月16日(木曜日)15時より、最高裁判所にて、ハンケツが言い渡されます

傍聴をご希望の場合、最高裁判所は東京地方裁判所とは別の場所ですので、お間違えのない様にお願いいたします。

住所:〒102-0092 東京都千代田区隼町4-2

傍聴整理券交付開始時刻は、14時10分。交付締め切りは、14時20分です。

交付場所は最高裁判所南門です。一般傍聴席は21席で応募者数が枠を超過したら抽選となるそうです。よろしくお願い申し上げます。

傍聴ができなかった場合でも、18時より、ZOOMにて報告会を行います。17時半頃に IDやパスワードをお知らせしますので、ご興味ある方は是非ご参加ください。