カテゴリー別アーカイブ: デコまん、ジオラまん

ろくでなし子が作るMKアート「デコまん」「ジオラまん」新作写真など

10 Powerful Women Artists Breaking Social Taboos—And Loving It

artnet news さんから社会のタブーを打ち破る10人の女性アーティストに選ばれました。

Megumi Igarashi

The Japanese artist is fighting misogyny with 3-D printed vagina kayaks. It may sound silly, but she brewed up enough controversy that she was arrested twice for “obscene” art (see Japanese Artist Arrested Over 3D-Scanned Vagina Boat Project). The artist was later released from prison when an online petition garnered more than 21,000 signatures. On her campaign site, Igarashi wrote, “Manko, pussy, has been such a taboo in the Japanese society. Penis, on the other hand, has been used in illustrations and signed as a part of pop culture.”

http://news.artnet.com/art-world/10-powerful-women-artists-breaking-social-taboos-and-loving-it-243390/#.VPooPTLdVNY.twitter



フランスのGrazia誌に載りました( ´ ▽ ` )ノ

Here is joined the article about my work in the last Grazia France.
フランスのGrazia誌にてわたしの事件のことやまんこちゃんグッズを紹介していただきました

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日本語訳
タイトル :
日本では今、アーティスト五十嵐恵の女性器作品がスキャンダルを巻き起こしている。近い将来、ジェフ・クーンズをも超えるかも?

本文:
ーバッド・ガールー
日本現代アート界のバッドガール。そんな彼女のペンネームは「ろくでなし子」(日本語で「ろくでもない」、「悪い子」の意)。
やや挑発的、思いっきりポップ。五十嵐恵、42歳。女性器作品を様々な形で商業的に流通させる。その手段は、本物以上に本物らしい3Dプリンターの技術と…なんと、クラウドファンディング。

ー貞操観念ー
イヤリングやケータイカバー、ストラップ、ミニジオラマ…女性の局部を模した作品を多々制作してきた。最近発表された作品では、ヴァギナの形のカヌーもある。その反啓蒙的な態度に日本社会は大きな衝撃を受けた。こうした(性的)ジャンルへの興味がつきない国であるにもかかわらず、だ。

ー論争の的ー
日本では、ポルノは横行しつつも、女性の陰部にモザイクをかけることが前提となっている。昨年の7月、五十嵐恵は自身の局部を3Dスキャンしたものを支援者30人ほどに贈ったことで、逮捕された。同年12月24日、彼女は猥褻罪に関連する罪で告訴された。

ーまんこをまんこと呼ぶー
カワイイけれども、従来の秩序や価値を覆す作品。アーティスト本人は、自身の作品を通し「女性の性器の解放」を唱えている。その目的を果たすべく、彼女は局部の型を取るキットを作り、女性向けのアトリエを開いている。12月26日、ろくでなし子は保釈金つきで釈放された。

ー歴史的タブー ー
男性器の表現が受け入れられてきたのに対し(キースヘリングのおかげ!)、女性器の表現となると、クールベの時代から常に物議を醸してきた。
がらくたの王様、ジェフ・クーンズは、ポンピドゥーセンターでの回顧展を終え、今やすっかり神聖な存在。五十嵐も、世の常識を覆すアートの担い手となるのだろうか?

本日27日は「表現の不自由展」トークイベントに出演します

本日27日は「表現の不自由展」トークイベントに出演します。(江古田のギャラリー古藤にて19時〜)

「表現の不自由展」とは、天皇と戦争、植民地支配、慰安婦問題、靖国、国家批判、原発などなど… これら表現への検閲、展示撤去、掲載拒否、放映禁止、自粛の憂き目にあい、タブーとされたものたちが集められた展示会です。
実はわたしも昨年展示のご依頼をいただきましたが、作品は全て警察に現在も押収されているのと、オファー後に二度目の逮捕勾留があり、残念ながら展示がかないませんでした。
しかしトークイベントにお招きいただき光栄に思います。

25日の森達也さんの「放送禁止歌」上映トークイベントで森さんが述べられていたように、表現をいちばん規制しているのは国家権力というよりも、私達自身の無意識の差別や無責任や思考停止によるものではないかと思います。

常識や慣習を疑わない姿勢はとても怖いことです。

今日のトークでは、留置場で骨身にしみた自分の頭で考えることの大切さや、勘違いされがちなまんこアートについて、笑いを交えながらまじめに語らせていただこうと思います。
よろしくお願いいたします。

表現の不自由展Facebookページ

日本劇作家協会さんがわたしの逮捕勾留への抗議声明を発表して下さいました

一般社団法人 日本劇作家協会さんがわたしの逮捕勾留への抗議声明を発表して下さいました

http://www.jpwa.org/main/statement/appeal20150119

「ろくでなし子さんの逮捕、起訴に対する抗議声明」

 わたしたちは、ろくでなし子さんの二度にわたる逮捕、勾留、起訴について、これを不当として、抗議します。

 わたしたちは、同じ表現者の立場から、今回の件に関して、警察権力の手法に深い危惧の念を抱いています。みずからの身体と性について、女性自身が主体的に表現できる場を創造してきたろくでなし子さんが、二度にわたって逮捕、勾留される必要はなかったと考えるからです。
 警察権力の恣意的な判断に基づいて、ひとつの表現が「わいせつ」であるとされて、逮捕、勾留、起訴に至り、そのために、ひとりの表現者が、その生活や表現活動に重大な傷を負わされることは、自由にものを創造し、発言する、すべての表現者に対する弾圧に他なりません。
「表現の自由」を根本におく憲法と民主主義のもとで、あってはならないことです。
 芸術性など性的刺激を緩和させる要素を勘案し、表現全体の評価を重視した最高裁の最近の基準に照らしても、本件は大いに疑問です。

 わたしたちは、ろくでなし子さんの表現活動が、これ以上不当に妨害されることのないよう求め、この度の警察による行為に対して、強く抗議を表明します。

2015年1月19日 
 
一般社団法人 日本劇作家協会さんより

国際美術評論家連盟日本支部有志の皆さまが わたしの逮捕・起訴に対し抗議文を送付して下さいました

国際美術評論家連盟日本支部有志、ろくでなし子氏の逮捕・起訴に対し抗議文を送付
http://www.art-annual.jp/news-exhibition/news/45039/
昨年7月および12月に芸術家のろくでなし子氏(本名:五十嵐恵氏)が逮捕された一連の事件に関し、国際美術評論家連盟日本支部の会員有志が警視庁および東京地検宛に抗議文を送付した。

「ろくでなし子氏に対する不当逮捕と起訴に対する説明と起訴撤回の要求」

芸術家のろくでなし子氏(五十嵐恵氏)に対する、2014年7月12日および同年12月3日における不当な逮捕、同年12月24日における起訴に対して、強く抗議します。ろくでなし子氏の作品は、公序良俗を乱すものでは全くなく、自らの性器を主題に用いて、日本を含む現代社会にいまだ広く存在し続ける性差にかかわる権力関係を、女性としての立場から明らかにし、硬直化した価値観の体系の再検証を促すという、真摯な批判的意図に基づいた作品であることは明らかです。そのような芸術表現に対する公権力の介入は、民主主義の根幹を支える「表現の自由」の権利を著しく侵害するものであります。ゆえに我々は、ろくでなし子氏に対する、不当な逮捕に至った論理的かつ詳細な説明と、不当な起訴の撤回を強く求めます。
国際美術評論家連盟日本支部 会員有志
遠藤水城、岡﨑乾二郎、笠原美智子、加治屋健司、加須屋明子、倉石信乃、暮沢剛巳、小勝禮子、坂本満、沢山遼、椹木野衣、住友文彦、土屋誠一、成相肇、林道郎、福住廉、松井みどり、松浦寿夫、山本和弘

(AICA JAPAN 国際美術評論家連盟日本支部)
http://www.aicajapan.com/topframe.htm

東京デザイナーズウィーク2014TDWアートフェアにて、前期準グランプリ賞をいただきました

東京デザイナーズウィーク2014TDWアートフェアにて、前期準グランプリ賞をいただきました。

「作品の質は関係ない、生き様が芸術家だ」という評価のようで、とてもわたしにふさわしく、光栄なことです。

わたしは逮捕以前から芸術家と自称してきましたが、
賞をとるのは初めてです。
逮捕されなかったら、わたしの活動はこれほど広がらず、本イベントに招かれる事もなかったし、ろくでなし子という作家がいることすら、現代アート界隈では知られないままだったでしょう。
これも全て、警察のおかげです。
何度も言いますが、関係者のみなさまには感謝に尽くせません。

話題だけで、技術や実力がない。という批判も沢山あります。
仰る通りです。
しかし、どんなに丹精込めて作った美しく技巧的な作品であっても、人の心に何がしかのインパクトを与えたり、それまでの価値観に疑問を投げかけるものでなければ、それは単なる綺麗な作品にとどまるのみだとわたしは思っています。

わたしはこれからも、既成概念や日本のおかしな常識に疑問を投げかける表現活動をしてゆきたいです。

ありがとうございます。

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前期グランプリの木村ヒトシさんと、ハイまんこ!