番組内でカーラさんと一緒にデコまん作りしました。


BBC/FULUでいつでも視聴できる様なので、是非ご覧ください。
番組のオフィシャルトレーラーはこちら
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6月26日から7月7日まで、新宿眼科画廊のオンラインweb展覧会に参加しております。
【作品説明】やぁみんな!まんこのようせい・まんこちゃんだよ!ぶったいを3Dスキャンして、じゆうにプリントできるかっきてきなぎじゅつをつかって、まんこアーティストのろくでなし子さんが、2014年のタイホをきっかけに、3dモデリングをべんきょうして、まんこをたのしいおもちゃにしたよ。だいいちだんは、3dLEGOまんこドール。おてもちのLEGOにくみあわせてあそんでね!(撮影:Michel Paschalis)
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今から6年前の2014年は、わたしにとって忘れられない年です。
5月に新宿眼科画廊にて、「まんこで遊ぼう!よいこのまん個展」を開催しました。自らのまんこを3Dスキャンして作ったまんこのボートや、3dプリントした模型、まんこのアプリゲームなど、わたしの中では最新テクノロジーを駆使しながら子供でも楽しく遊べるまんこアートを展示したつもりでしたが、後にそれらがワイセツとされ、7月と12月に二度も逮捕されました。
それ以前から、わたしはまんこをデコってジオラマを載せるなどしてましたが、手作業で石膏を使い1個1個かたどる作業は時間がかかるし、その単純なアナログ手法にも飽きていました。3dプリントの技術でそれが可能だと思いついた時は、興奮と喜びで満ちました。
当時も今も、新しいテクノロジーがあれば、まんことかけ合わせてみたい!そしてプロダクトアーツとして量産したい!と思う気持ちは変わりません。ただ、当時は3dの技術は自分には高度すぎた為、専門の業者にお願いしておりました。専門業者に頼めば当然お金もかかりますから、アイデアを気軽に形にできないのが、一番の悩みでした。
二度の逮捕を機に、「これで逮捕されたからには極めたい」と思い勉強し、50歳を前に、3d技術のスキルを身に付ける事ができました。これからは、誰に頼る事なく好きな作品を量産できると思うと、感無量です。警察には感謝しかありません。
あれから6年、新宿眼科画廊のオンライン展示会で再び展示させて頂く事になりましたが、ちょうど同じ年の7月16日に、わたしの裁判の最高裁ハンケツが下りる事になったのも、何かのご縁を感じます。
新宿眼科画廊オンライン展示会は、勿論、まんこに限らず、他の作家さん達の、若々しいアイデアに満ちた、楽しくて可愛くてユニークな作品が展示されています。ぜひ、遊びにいらして下さい。
さて、昨夜はせっかく映画「Female Pleasure」ロンドン試写会に招待されましたので、この機に、話題のカムデンタウンにあるVagina Museumにもお邪魔んこして来ました。
Vagina Museumの代表フローレンスさんには、この美術館のクラウドファンドに作品提供の依頼を受けていたわたし。その為に新しいデコまんを作り、支援者へのリターンとして提供しましたが、実際に現地に伺うのは初めてでした。
美術館と言っても、カムデンタウン内の出店舗の一角で、おしゃれな画廊と言う方がふさわしい佇まい。
入って右側の部屋は、まんこのアクセサリーなど、おしゃれなお土産コーナーでしたが、肝心の展示はというと、簡素なパネルばかりで、一見、まんこが足りない感じがしました。
改めて観ると、今期は「世界のまんこに対する偏見を集めた展示」で、世界各地のまんこ偏見やおかしな風習が、その事例と共にパネルで説明されており、興味深い内容でした。
まんこミュージアムというと、つい日本人のわたしは秘宝館の様な物を想像しがちでしたが、ここは、まんこ持ちの女性が立ち上げた、ありのままのまんこ知識を高める場所なのです。
残念ながら、男性が期待する様なエロ要素は全くありませんので、あしからず(^^)
例えば、インドでは性教育がちょっとおかしくて、教科書なのに「真のまんこ」はビラビラや色や形はこんな風だとか、「偽のまんこ」はこんな風だ、などど偏見に満ちた事例を紹介していたりするのも、この展示で知り驚きました。
カーマスートラが生まれた国なのに、一方で性嫌悪する。
まるで、神話の世界では性がおおらかに語られて江戸時代には春画も華やいだのに、まんこをアートにすると逮捕される日本みたいですね。
その他、「生理は汚い」「お湯の中でセックスすると妊娠しない」「オーガズムがないと妊娠しない」etc…と明らかに間違った世界のまんこ偏見や風習についての展示や、ケミカルで体に良くない女性器専用洗浄剤の説明など、まんこ持ちの女性だけでなく、男性にも一緒に見て知識を得て欲しい展示内容でした。(わたしは夫と観覧しました)
観覧後はフローレンスさんとキュレーターのセーラさんとお話しして、今後はわたしのまんこちゃんソフビ販売や本の販売もお願いする予定となりました。
ゆくゆくは、まんこのボートもこちらで展示させて頂けたらいいなと思っております。
ところで、フローレンスさんは最近日本で物議を醸していた生理バッジの件や「生理ちゃん」もご存知でした。流石、まんこに意識高い。
TURNING VAGINAS INTO POP STARS
Art modelled on vaginas isn’t obscene – it’s empowering, says Japanese artist Megumi Igarashi
artnet news さんから社会のタブーを打ち破る10人の女性アーティストに選ばれました。
Megumi Igarashi
The Japanese artist is fighting misogyny with 3-D printed vagina kayaks. It may sound silly, but she brewed up enough controversy that she was arrested twice for “obscene” art (see Japanese Artist Arrested Over 3D-Scanned Vagina Boat Project). The artist was later released from prison when an online petition garnered more than 21,000 signatures. On her campaign site, Igarashi wrote, “Manko, pussy, has been such a taboo in the Japanese society. Penis, on the other hand, has been used in illustrations and signed as a part of pop culture.”
アメリカの慈善団体「クリトレイド」から女性器貯金箱のデザインの依頼を受けました
「クリトレイドは主にアフリカの女性器切除された被害者に無料で女性器を再生手術を提供しているボランティア団体です。毎年300万人の少女達が女性器切除(FGM)として知られるひどい部族的慣習という名によって無情にも性器を切除されています。しかし科学が進んだ今、クリトリスを再生する治療が可能となりました」
まんこちゃんがクリトレイドのトレードマークのひまわりを手に持つかわいい貯金箱になりました。こちらを3dプリントするそうです。出来上がりかとてもたのしみです。
世界中の女性を応援する慈善団体からのこのようなご依頼はとても嬉しく光栄です(*^o^*)
米国クリトレイド公式サイト↓
http://www.clitoraid.org
Et voici monsieur Martin Weil déguisé en chatte. Le prix Albert Londres n’est pas loin !
Le Petit Journal de Canalplus présenté par Yann Barthès. Chaque jour à 20h25 en clair.
フランスの Canal + というテレビ局のニュース番組Le Petit Journal にまんこちゃんと出演しました( ´ ▽ ` )ノ インタビュアーのマーティンさんがまんこちゃんをかぶっています。
動画視聴↓
http://m.canalplus.fr/?vid=1215478
Twitterで「犯罪者がこんな物晒して」と罵られていた同じ時間のフランスでは 、このように若者向けニュース番組でまんこちゃんが楽しく愉快に紹介されていました。
日本、なに時代…?
Here is joined the article about my work in the last Grazia France.
フランスのGrazia誌にてわたしの事件のことやまんこちゃんグッズを紹介していただきました
日本語訳
タイトル :
日本では今、アーティスト五十嵐恵の女性器作品がスキャンダルを巻き起こしている。近い将来、ジェフ・クーンズをも超えるかも?
本文:
ーバッド・ガールー
日本現代アート界のバッドガール。そんな彼女のペンネームは「ろくでなし子」(日本語で「ろくでもない」、「悪い子」の意)。
やや挑発的、思いっきりポップ。五十嵐恵、42歳。女性器作品を様々な形で商業的に流通させる。その手段は、本物以上に本物らしい3Dプリンターの技術と…なんと、クラウドファンディング。
ー貞操観念ー
イヤリングやケータイカバー、ストラップ、ミニジオラマ…女性の局部を模した作品を多々制作してきた。最近発表された作品では、ヴァギナの形のカヌーもある。その反啓蒙的な態度に日本社会は大きな衝撃を受けた。こうした(性的)ジャンルへの興味がつきない国であるにもかかわらず、だ。
ー論争の的ー
日本では、ポルノは横行しつつも、女性の陰部にモザイクをかけることが前提となっている。昨年の7月、五十嵐恵は自身の局部を3Dスキャンしたものを支援者30人ほどに贈ったことで、逮捕された。同年12月24日、彼女は猥褻罪に関連する罪で告訴された。
ーまんこをまんこと呼ぶー
カワイイけれども、従来の秩序や価値を覆す作品。アーティスト本人は、自身の作品を通し「女性の性器の解放」を唱えている。その目的を果たすべく、彼女は局部の型を取るキットを作り、女性向けのアトリエを開いている。12月26日、ろくでなし子は保釈金つきで釈放された。
ー歴史的タブー ー
男性器の表現が受け入れられてきたのに対し(キースヘリングのおかげ!)、女性器の表現となると、クールベの時代から常に物議を醸してきた。
がらくたの王様、ジェフ・クーンズは、ポンピドゥーセンターでの回顧展を終え、今やすっかり神聖な存在。五十嵐も、世の常識を覆すアートの担い手となるのだろうか?
本日27日は「表現の不自由展」トークイベントに出演します。(江古田のギャラリー古藤にて19時〜)
「表現の不自由展」とは、天皇と戦争、植民地支配、慰安婦問題、靖国、国家批判、原発などなど… これら表現への検閲、展示撤去、掲載拒否、放映禁止、自粛の憂き目にあい、タブーとされたものたちが集められた展示会です。
実はわたしも昨年展示のご依頼をいただきましたが、作品は全て警察に現在も押収されているのと、オファー後に二度目の逮捕勾留があり、残念ながら展示がかないませんでした。
しかしトークイベントにお招きいただき光栄に思います。
25日の森達也さんの「放送禁止歌」上映トークイベントで森さんが述べられていたように、表現をいちばん規制しているのは国家権力というよりも、私達自身の無意識の差別や無責任や思考停止によるものではないかと思います。
常識や慣習を疑わない姿勢はとても怖いことです。
今日のトークでは、留置場で骨身にしみた自分の頭で考えることの大切さや、勘違いされがちなまんこアートについて、笑いを交えながらまじめに語らせていただこうと思います。
よろしくお願いいたします。
新宿眼科画廊さんにまんこちゃんグッズとカンパ受付のチラシを作っていただきました。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
通販サイト→http://ganka.buyshop.jp/