日本を安易に「変態ロリコン大国」とバカにして悪い国だとサゲたがる人に思う事

新年明けましておめことうございます。
アイルランドに住むわたしも、今年はお餅も手に入れ、正月らしさをマン喫しながら過ごしています。

さて、新しい年が始まろうとする大晦日の夜でも、twitterではわたしのつぶやきに物申したい人で賑わっておりました。話題は「日本の治安の良さ」についてです。

日本では、萌え絵アニメポスターが街中至るところにあり、いかがわしい表紙の雑誌がコンビニで平気で売られ、フェミニストは「女性や子供への性的搾取だ!環境型セクハラだ!」と叫び、海外メディアからは変態ロリコン大国とバカにされがちです。最近も、2019年の世界のジェンダーギャップ指数は121位と最低ランクだったと嘆く声が上がりました。
わたしも日本に住んでいた時は、日本って民度低いな、欧米はその点進んでいて良いなと思っておりました。

ところが、欧州に住み子育てしてみて、わたしは気づいたのです。

日本って、これだけいかがわしい物が溢れているはずなのに、なんでめちゃくちゃ治安が良いのかと。

日本の子供達は、学校に行く際も保護者の同伴は義務ではなく、たった一人か子供だけの集団登校が一般的。子供だけで公園で遊ばせたり、お使いに行かせる親も普通にいます。
海外では、いかなる時でも子供には保護者が同伴するのが当たり前。たとえ世界の大使館が並ぶ治安の良いエリアであっても、何かぶつぶつ言ってる酔っ払い、薬中の様な人、変質者はフラフラしてますし、スリ、置き引き、強盗は日常的で、犯罪と隣り合わせだからです。
この感覚が当たり前になってしまうと、わたし自身が子供の時にたった一人でも外に遊びに行き、たった一人でも暗い道を歩いて帰っていたのを思い出すだけでゾッとします。
試しに、日本の犯罪発生率をググってみたところ、2016年のUNODC調べでは、世界195位中193位と、やはり統計上でも素晴らしく治安の良い国でした。
わたしが子供だった40年前に比べれば、現在の日本の親達はもう少し危機感はあると思いますが、それでも、いまだに子供の送り迎えに保護者同伴義務もなく、子供を一人でお留守番させてもネグレクトで保護者が通報されることのない日本において、この治安の良さは驚異です。
本当に変態ロリコン大国なら、大人が子供をここまで放っておけるわけがありません。むしろ、実際の児童への性犯罪率は海外の方が圧倒的に高いのに、日本をバカにする海外メディアに腹が立って来ます。

こう呟いたところ、「日本はちょっとでも目を離すと公園で子供がトイレでいたずらされる事件もあるんだ!」「うちの近所では子供を殺すぞと脅す人がいて怖くてお年寄りがボランティアでパトロールしてるんだ!」と言う方達が来ましたが、海外では「ちょっとでも目を離す」なんてとんでもない事で、「片時も目を離せません」し、その様な状況でもお年寄りのボランティアに頼るだけで済ませる方がおかしな事です。

「いや、日本では性犯罪が起きても被害者が声を上げづらいから、犯罪率にカウントされないんだ!」と言う方もいましたが、もしそうなら、欧米先進国でMeTooムーブメントが起きた事の説明がつきませんし、世界中のカトリック教会の聖職者達が長らく児童に性虐待をしていた事実がひた隠しにされ続けていた事が最近ようやく明るみになった事からも、「日本に限る」話ではないのです。ちなみにわたしが出演している女性差別問題をテーマにしたドキュメンタリー映画「Female Pleasure」では、聖職者からの性虐待を幼少時から受けていた事を告発したドイツ人作家のドリス・ワグナーさんも共演されていますが、彼女の告発は教会に揉み消され、裁判を起こしても国に棄却され、それでも今も闘い続けています。(ちなみにジェンダーギャップ指数第10位の先進国の女性です)

残念ながら、「性犯罪者や変質者はどの国にもいる」し、「性被害者が被害を告発しづらいのも人種や国は関係ない」事です。それでも、最近はSNSの発展もあり、被害者個人が声を上げやすくなりました。日本でも、広河隆一と言う鬼畜ジャーナリストが社会的に制裁され、レイプ被害を実名告発する女性も(バッシングは多いけれど)現れています。社会は少しづつですが、確実に良くなって来ています。
そのうえ更に、子供をここまで自由にさせてなお犯罪発生率が低い日本はそれだけ治安が良いと言う事を、皆んなもっと褒め称え合い誇りにすべきではないでしょうか。
もちろん、油断はなりませんから、保護者が子供に付き添える環境をどんどん整えて行けば、さらに日本は子供への性犯罪率を抑える事が可能でしょう。だけど萌え絵やいかがわしい雑誌の規制は全くトンチンカンな話です。

と言う事で、せっかく1年の始まりのおめでたい時期ですし、日本はどうしても悪い国だとサゲたがる人達や、何でも「日本の男(キモいおじさんとオタクに限る)が悪い!」と言いたがるフェミニストの皆さんも、街中にいかがわしい物が溢れてなくてもジェンダーギャップ指数が上位でも犯罪と隣合わせな欧米先進国に比べれば、治安の良い安全な国に住んでいると言う良い面にも、是非目を向けてはいかがでしょう

自分が住んでいる国を呪いながら住み続けるのは、あまり幸せじゃないと思うのです。

lolita_fashion

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