まず北京に来てびっくりしたのは、VPNを使っても速度が遅くてTwitterやFacebookなどのSNSに全然入れないこと。中国では国内専用のSNSは見られても、海外への情報発信は厳しく規制されているのです。
日本では安倍政権批判も自由につぶやけるのに、中国でそれをやったら即逮捕。監獄で毎日毎日砂をザルですくう無意味な単純作業を強制され、頭をおかしくされてしまう。
こんなに酷い抑圧に、ケンカ大好きなわたしはますますワクワクしてしまいました。
ただ、政権批判さえしなければ何をしても割と許されるので、たとえば生理の経血で自分のまん拓をとって壁に貼付けた作品を作った中国人アーティストが特に騒ぎにならなかったように、わたしのまんこアートも中国では特にタブーではないようです。
トイレも男女共用、ドアに鍵が無いどころか、ドアすら無い(!)中国で、今さらまんこなんてたいしたことないのでしょう。
SNSで安倍さんの悪口を自由にのびのびできる日本は表現の自由があってまだマシなのかなぁと思いつつ、たかがまんこアートごときで即逮捕って、やっぱどうなのよ???
国のタブーはそれぞれ違っておもしろいですね。
待ち合わせのホテルのロビーで、なんか小太りのおっちゃんが新聞読んでると思ったら、それが偉大なアイ・ウェイウェイさんでした。
世界的なアーティストであり活動家のアイ・ウェイウェイさんに対して、不肖わたしがこう思うのはおこがましいかもしれませんが、
「わたしにとって表現は社会と切り離せない」
「ひとつの行為や事件を通じて可能性を経験したい」
「わたしこそが本物のごろつきだ」
と著書の中で語る氏とは、何も話さなくても通じ合える気が勝手にしてました。実際にお会いして気取りのないニッコリ笑顔を返し、抱擁してくださった時、わたしは間違っていなかったと確信しました。
いろいろとお話しさせていただきましたが、一番聞きたかったシビアな質問、
「パスポートを国に押収され、国外に出られない現状でも精力的に活動できるエネルギーの源はなんですか?」
という問いに、
「そのパワーはMANKOから来る、わたしのパスポートはMANKOだ!」
と余裕のジョークをかますアイ・ウェイウェイさんに胸熱。
まんこちゃんソフビなどまんこグッズをプレゼントしたら喜んでくださり、
「もっとほしいから買わせてよ!」
と言って200元出してくださいました。
アイ・ウェイウェイにまんこを買わせた女、ろくでなし子。
来週は裁判3回目です。この4日間の経験でめちゃくちゃ士気高まりました。がばまんこ〜\(^o^)/
ちなみにアイ・ウェイウェイさんにお会いできたのは、埼玉大学教養学部の牧陽一先生のサポートのお陰です。牧先生、素晴らしい時間を本当にありがとうございました!
北京での楽しい思い出はわたしのFacebookのアルバムにありますのでよかったらご覧ください。https://m.facebook.com/6d745/albums/794578727316073/