女性器をモチーフに作品を作るアーティスト・ろくでなし子さん。彼女が2度にわたり逮捕された事件をご存知でしょうか。
女性器の型をキラキラにデコレーションした「デコまん」。クリスタルの女性器の型が光る、シャンデリアのような「シャンデビラ」。作品はどれも明るく笑えて、楽しいエネルギーに満ちたものばかりなのに、モチーフが女性器だというだけでそれらの一部は「ワイセツ」扱いされました。女は誰もが持っている部分を作品にして、なぜ逮捕されなければいけないのか? 留置場でろくでなし子さんは考え、そして「世の中のおかしさ」を笑い飛ばそう! と思い至ります。
本作全体に通底しているのは、理不尽な圧力への怒りをそのままぶつけるのではなく、笑いに昇華して表現しようというさわやかな心意気。事件の経緯やろくでなし子さんの半生を描いた抱腹絶倒エッセイであり、「タブーとは何か」という問題提起をまっすぐに突きつけられる書でもあります。
現在HP上で特設ページを開設中! 「まえがき」部分が立ち読みできます。読みものサイト「webちくま」では、岩井志麻子さんとの対談も掲載されています。爆笑必至なので、電車の中で読む場合はご注意を。
(筑摩書房宣伝部)
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