怒ることが、この国では嫌われる。
人が怒っている姿は、たしかに醜い。
ガミガミ屋はうるさいから耳をふさぎたくなるし、
「ほっといたらどう?」
「怒ってる女はかわいくないよ」
と言う人もたくさんいる。
怒らず、本心を晒さず、表面上はニコニコして我慢するのが、この国の美徳。
そんなマイナスのイメージにとられがちの「怒り」は、
でも、創作の糧にもなるんだよ。
わたしの場合はぜんぶそう。
初めてデコまんを作った時は、それこそ冗談半分。
まさかここまで本気でやると思っていなかった。
ネットニュースに取り上げられたらバッシングされて、
なぜこんなにまんこが非難されなきゃならないのかと
ムカついたからジオラマのっけてジオラまんを作った。
ジオラまんで笑いはとれてもまだまだ怒る人がいた。
ムカつくから、もっとくだらないまんこをと、
リモコンで走るまんことか水が飛び出すまんことか作った。
それを見にきたおじさんが、
「まんこは薄闇の中、布団をそっともちあげて観るものだ!けしからん!」と文句言うので、
んじゃまんこをビカビカ光らせるわー!と、まんこの照明器具「シャンデビラ」を作った。
そのシャンデビラに、「こんなのぜんぜんインパクトないよ」って美術評論家が文句言うので
またちくしょーってムカついて
2メートルのまんこの船作った。←今ココ
ぜーんぶきっかけは「ムカついて」。
それがすごく楽しくなってるから不思議。
むしろ怒りはわたしにとって癒しに近い。
そして最近ついに、まんこのボートのことを、わざわざ製作してくれた人々の前で
「こんなの大したことねぇよ!」とケナす人が現われた。
ムカつくわー。
さて、次は何しよう♪
初めまして、43歳主婦のげんママと申します。ろくでなし子さんの事は、電子貸本Renta!で読んで知りました。
最初は「スゴい内容だな・・・(汗)」と思っていましたが、読み進んでいく内に清々しささえ感じました。
なかなか同性でも「まんこ」の話はできないし、子供も産んでいるのに、自分の「まんこ」をじっくり見たことはありませんでした。でも「デコまん」を読み終わったら思わず自分のものも、じっくり見てみたくなりました!
(子供が学校から帰る時間なので夜に・・・)
また、コラムもじっくり読ませて頂きます。
寒い日が続きますが、風邪などひかないようご自愛下さい。